特化型ロッド開発中!
最近アジングをしていてロッドの役割について思うのですが今のアジングは『マズメの釣り』と『夜の釣り』に分かれると思います、いわゆる『ベイトパターン』と『プランクトンパターン』ですね。
今までのアジングロッドはある面オールマイティなロッド、例えばファストアクションでも1g以下の軽量ジグヘッドを扱えるような、ある面幅広いニーズに応えようとしてきました。
しかし、全国を周る内に気がついたことがありました。
マヅメが盛んな地域はほとんどの人がマヅメしかアジングをされません。アジング=マヅメアジングだと思っておられると言っても過言ではないぐらいです。
もちろん、逆にナイトアジングしかされない地域もあるわけです。
こうなってくるとロッドももっと細分化させた方がよりお客様のニーズにお応え出来るのではないかと考えました。
そこでロッドにテーマを決めて作ることにしました。
①軽量ジグヘッドに特化したロッド
②マヅメパターンに特化したロッド
③バランスに特化したロッド
まずはこの3パターンのロッドを作ろうとそれぞれの釣りの盛んな地域や、そのテーマが活かされる地域のインストラクターと共に開発に入りました。
まず軽量ジグヘッドに特化したロッドは0.5g以下のジグヘッドしかほとんど使わない外房がメインのヨネ君と一緒にテストを重ねました。
このタイプのロッドはスローアクションのロッドになりがちなのですが、今回のテーマは軽量ジグヘッドなので投げることから操作感までそれに特化しないといけません。
軽量ジグヘッドを遠くに投げるだけならスローアクションのロッドが良いのですが、ジグヘッドの存在感や重さの変化を感じられるようなロッドとして特化させようと思うと、少しアクションとロッドの張りが変わり、尚且つ感度も上げないといけないので単純には通常のスローアクションでというわけにはいきませんでした。
幸い、このタイプのロッドが欲しいと以前作りかけていたサンプルがあったので叩き台は出来ていてそれをヨネと共有しながら作成に入りました。
レングスは、5ft. 1in. です。
微妙な長さで使うと分かるのですが絶妙なアクションになっており、感度もかなり良く0.3gのジグヘッドが藻に触るのが分かったり、ボトム付いたのが感じられる程いいです。
豆アジを掛けてもこのロッド専用設計のF―tunedティップが絶妙な曲がりを見せ、豆アジの重量でさえ曲がり衝撃を吸収するのでバレにくくなっています。
ちょっと面白い軽量ジグヘッドに特化したロッドが出来たのでこれは面白いと思います。
次にマヅメ専用ロッド。
これは石川のタイキ君と一緒にテストを繰り返してますが、マヅメに特化しているので釣れるアジは通常よりも大きくなります。
ジグヘッドも重いジグヘッドを使用することを考えると、僕らが昔良く使ったようなアクションがベースだろうなと思うのですが、単にジグヘッドをキビキビ動かし、掛けてからロッドパワーで強引に寄せて抜きあげるという単純なロッドでは面白くありません。
ベイトパターンにも色々あってシャローもあればディープもあります。
そしてアクションの付け方もそれぞれ皆さんの個性があるので、それらに対応するとなればただ単に棒のようなロッドで良いわけはありません。
今の時期はまだマヅメで釣れる場所があまりないのでこの秋で相当テストをして煮詰めていこうと思っています。
ご期待ください。
最後にバランスに特化したロッドですが、この言葉を聞いてもピンとくる方は少ないかも知れません。
近年技術が進みリールがとどんどん軽量化しております。
最近のアジングはジグヘッドの存在感を分からずして成り立たなくなっております。
そうするとロッドとリールのバランスが非常に重要になります。
リールとロッドのバランスが前方のリールフットの辺りで取れているとそのリールフットの辺りに中指を入れるとそこが支点になり前後が釣り合うようになります。
そうするとロッドを天秤棒と思ってもらえたらイメージできると思いますが、支点を境にして前後が釣り合っているので竿先についているジグヘッドの重さのみを釣り人は感じることができるのです。
これはジグヘッドが軽ければ軽いほど釣り合いが取れていることで感じやすくなります。
すでに今バランスが取れていない状態で使い込んで慣れてしまい、そのような状態でも分かる人もいますがそこまで行くには大変な年月と経験が必要になります。
特に初心者の人は最初からバランスの取れたロッドとリールでアジングを覚えられると潮の変化などが格段に早く分かるようになられます。
そういった点からこの「バランス」にこだわり、幅広い重さのリールに対応できるバランスの良いロッドが出来ないかと考え今試行錯誤しております。
これは大分のひろし君と一緒に考えています。
大分はアジも多く、ディープや潮の流れの早いポイントなどフィールドの様相も多彩で、ジグヘッドの重さをよりシビアに感じその変化で狭いアジのいるレンジを探るポイントなので、テストをするのは打ってつけなのです。
これらの特化型ロッドのテストの進捗は又このブログでお伝えいたします。
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