青森のアジング開拓の思い出とこの地域の特徴
先日釣りビジョンのアジングへ行こうの撮影が青森でありました。
今の時期の青森は春の接岸が終わり、夏枯れの時期になっていてサイズがかなり小さくなっているのですがそれでも場所により僅かな回遊があるのでそれを探して方々に行きました。
昔、初めて青森を訪れた時にはまだアジングをされる方は皆無でGoogleマップを頼りにポイントを探しに青森県の沿岸をすべて回りました。
まずは陸奥湾の夏泊半島から陸奥へ、そして八戸の太平洋岸を探り青森に戻り陸奥湾西岸を釣りながら龍飛へ。
龍飛から日本海側に周り、深浦方面まで全ての沿岸の港や護岸、道路からの灯りが効いている場所など、およそ今までの経験上ポイントと思える場所をほとんど打って回ったらかなりアジが居ることが分かりました。
陸奥湾は、ホタテの養殖が盛んで帆立を水揚げする時に大量のプランクトンが出るのでそれを狙ってアジの活性が上がり、ワームを投げ込むと入れ食いになります。
「帆立パターン」と呼びましたがびっくりするぐらい釣れました。
そして何よりびっくりしたことがありました。
陸奥で釣っている時表層で何かがモジっているのが見えたのでアジかと思いジグヘッドを投げてド表層を探ると”コンッ”といきなり食ってきたのでアワセると思ったより強い引きが感じられたのです。
アジ?アジにしては引きのトルクが凄い!
しばらくやり取りして浮いてきた魚を見てビックリ!!
それは海タナゴで、見た目はゆうに尺を超えていました。
僕の知っている海タナゴは20cm前後の魚と思っていたのですがこんな大きな海タナゴを見るのは初めてで、後で聞いたら青森では尺越えは珍しくないとのこと。
所変われば品変わる。
そして下北半島から八戸の方の太平洋岸のポイントを探したのですが、太平洋岸の特徴でタイミングが悪いとまったくアジはいなくて探してもまったくアジは見つけられませんでした。
青森から陸奥湾西岸を龍飛まで探ったのですが、その途中道路の灯りが海に漏れている場所を見つけました。
探ると灯りが漏れている場所ではアジが釣れ、暗い場所に投げるとメバルが釣れました。
このパターンは南では経験したことがないパターンで、ちょっと面白かったし龍飛までアジとメバルが物凄く釣れました!
そして龍飛から日本海側に回ると藻が生い茂りその際に昼間からアジが沢山見えました。
日本海側と言ったらやはり朝夕のマヅメで、時間になると30cmオーバーのアジが港内に入ってきて入れ食いが経験できます。
これは日本海側だけの特徴で太平洋岸ではあまり起こりません。
多分沿岸の水深が浅いことが影響しているのだと思うのですが佐賀から青森まで夏を除き、マヅメは存在しアジが接岸して来ます。
日本海側に面している地域の人達の多くはこれがアジングと思っている人が多いです。
今は沢山の方がアジングをされてますが本当にアジングに恵まれた青森県での撮影でしたが、かなりアジの気まぐれに翻弄された撮影でかなり苦労しましたが面白いと思いますのでぜひご覧になってください。
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