家邉克己テラアジインタビュー

家邉克己テラアジインタビュー

その日の状況は、風は時々真っ正面から吹き付けるものの、それ程強くない状況の中、
朝マズメを狙い、午前四時にポイントに立ちました。このポイントは今迄に複数の40オーバーを仕留め、何回かドラグが止まらない程の魚を掛けている場所ですが
その日は、釣り始めから2時間、全く何の音沙汰もない状況で本当に「釣れるのだろうか」と考え始めた午前6時過ぎ、ドラマが突然起こった!その日のタックルの紹介をします。

ロッド:PSR-66

ロッドを普段このポイントでは絶対の銘竿と信じているHSR-610を使用しているのですがこの日は、
新ロッドのPSR-66がここのギガアジに対して通用するかを見てみたかった。

ライン:ピンキー0.4号 1.9lb

ラインに関しては、0.6号の選択肢も有ったのですがロッドバランスを考えると0.4号がベストと考えました。

 

リーダー:34ジョイントライン1.2号

リーダーに関してはギガアジを狙う上に於いて非常に重要で、何故ならギガアジの上顎の骨が異常に硬く、
貫通させる事は不可能に近く、針先が乗った状態でギガアジの引きを晒されると針が滑って口の中が裂け、
口先に刺さり込む様になりバレに繋がるので喉の奥の柔らかい部分にフッキングさせる様にするのです。

そうすると、どうしてもアジの歯でリーダーが擦れ、3lb位だとやり取りの最中に飛んでしまいます。
ですから1.2号を使用致しました。

 

ジグヘッド:ダイヤモンドヘッド1.5g

ジグヘッドに関してギガアジの時には、絶対の信頼を持っているダイヤモンドヘッドを使用致しました。
今日は風もそんなに強くないのですが、潮が重く、流れ軽いジグヘッドだと浮いてしまう様な感じになったので
1.5gの重めのモノを選択しました。

 

ワーム:メデューサ にじ

ここのギガアジには、過去、このメデューサ にじ で何時も良い思いをさせてもらっているのと
光量が少ないポイントの為に発光させる事に因って目出させる事が出来るのでそれを選択しました。
うっすらと稜線が分かる様な時間になったのにアタリは全くなく潮は相変わらず重く流れており
それが突然豆アジのアタリが出だした!
今迄、何の魚のアタリもない中で突然現れたマメのアタリ、これはこれ迄の経験からアジが好む流れに
なって来た前兆に他ならず、そこでタックルの点検をし、リーダーを結び直しジグヘッドも新しいモノに交換した。

備えあれば憂いなし!

結び直して投入した瞬間、カウント10から潮に乗せジグヘッドの重さを感じながら送って行く我々が、脈釣りと呼んでいる釣り方で、大体20カウント位迄入れた時に小さく”コツン”とアタリがあり、
反射的にロッドを立てると

一瞬ロッドが止まった!
根掛かり?

と思ってロッドを起こすと今度はいきなり沖に向けもの凄い勢いで走り出した!

とても止まる様な感じではないので走らせるだけ走らそうと行かせたのですが、一回目の走りは30m位出たと思う。
これ程走る魚は久し振りで、ロッドで矯めると又走り、それを二回程繰り返しやっと止まったのでロッドで寄せに掛かると頭を振り出した!

これは鯛か?

アジも確かに頭を振るのですがこれ程重く頭を振る事はなくてっきり鯛だと思い込んだ。

段々手前に寄せて来たら今度は根の荒い右の方向に今度は走り出した。
まるで休んで体力を回復させていた様な勢いで走り出した。

もうこれ以上右に行ったら根ズレで間違いなくラインブレイクになるのでPSR-66のロッドパワーを信じ、
ロッドを絞り込み、矯めれるだけ矯めた後、一瞬ロッドを緩め魚が戸惑った瞬間に反対方向からロッドを煽ってやると右に行っていた魚は少し左に動いた。

今度はロッドを右に倒してやり取りし出すと左から沖方向に魚が出てくれた。

こうなれば沖で弱らせてから手前に連れてくれば良く段々浮かせながら連れて来た、途中二回程突っ込みを
見せたが大した事はなく段々浮いて来た!
浮いて来た魚を見てビックリ!

てっきり鯛だと思っていた魚が大きな口を開け浮いているのは軽く40は超えているアジ!

慌ててタモ網を取って魚を入れると45cmの枠よりもかなり大きいのでこれはひょっとして自己記録か!
と思い始めてから興奮して来た。

釣り上げてから計ると実寸で53cm長年の夢だったゴーマルオーバーを手に入れる事が出来た瞬間だった。

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