家邉克己のデカアジのかけ方教えます

家邉克己のデカアジのかけ方教えます

大きなアジを取る為のフッキング

 


 

34へ寄せられるご相談の多くに 「デカアジを釣りたい!けれどもなかなかかからない…」 というものがあります。
その極意を家邊がご紹介致します!

photo by wikipedia

左の写真をご覧下さい。これはアジのレントゲン写真です。
ここで注目して頂きたいのは、大きく硬い眼下の骨です。これは魚体が大きくなればなる程当然硬くなります。
かなり硬いのでフックが刺さり難く、多くの場合この部分に針先が少し刺さった状態でフッキングとなり、アジが小さいと骨も貫通するのですが、アジが大きいと刺さり難く針先が少し刺さった状態になります。
その状態でやり取りをすると浅く刺さっただけの針先が骨の上を滑り、柔らかい口先に貫通してしまい、多くの場合口切れによる針外れが生じてしまう。

 

それを防ぐには、アタリをいち早く感じ素早いアワセをする事で口の奥にジグヘッドを掛ける様にすれば大丈夫なのです。

 

フックは線径の細いもの程当然良く刺さります。

 

針の形状は、針先からカーブが描かれカーブの頂点を中心に(懐と呼ばれているのですが)このカーブの頂点迄刺されば、アイから引っ張られる訳ですから、ほぼ直線的に力が加わります。よって、針が伸びたり折れたりする事は殆どないのです。

 

ところが針先が刺さり込まない場合は、そのカーブの頂点が支点になり両方で引っ張り合いになり伸び易くなるのです。
これは線径が太くなってもこの状態なら伸び易い事に変わりなく、太くなればなる程フックが刺さり難くなるのは、当然なのでより起こり易くなる。

 

ですからダイヤモンドヘッドストリームヘッドに使っている線径は0.51mmなのですが、この線径だと通常の硬さなら伸び易いので硬度を上げる為にカーボン80という鋼材を使用する所を、カーボン110に上げ硬くして伸び難くしてあります。
こうする事で針先の寿命が伸び、フックの形状を保つ事ができるのです。

 

勿論、全ての状況で完璧という事では有りません、ラインを一切出せない状況も有りその様な状況でフックが伸びる事も当然ありますが、概ねその様な状況でない時の方が使用頻度も高いのでその時の為に線径をこの設定にしております。

因に34インストラクターの古藤君が、畳4.5畳位のスペースで周りをロープで囲まれ、ラインを一切出せないという状況で43cmのアジを取り込んでいますが、そのアジは喉の奥にフッキングされておりダイヤモンドヘッド0.4gでしたが伸びておりませんでした。

”フックを掛ける位置”これが重要です

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