PSR-60
今までのアジングロッドにないロッド
このロッドを作るにあたって今迄のアジングロッドにないロッドにしたいと思いました。
アジングロッドとは、千差万別なアジのアタリを色々形で感じられ、アタリが有ってから遅れる事無く瞬間的にアワセられアジをフッキングさせられる。
これが今迄の理想のアジングロッドでした。
今回の60は、理想のアジングロッドにもう一つの機能を設けようとしました。それは昨年HSRシリーズをリリースした時には思わなかった潮の流れを読めるレーダーの機能です。勿論HSRシリーズでもそれは可能ですが、誰でも可能かというとそれは言い切れない部分も有りました。
今回のロッドはそのプラスαが重要で非常に難しかった。目に見える様な流れは誰にでも感じる事が出来るし目視も出来る訳です。
問題は、僅かな目に言えない流れなのです、磯釣りを経験なさっておられるか方は良くお分かりなると思いますが、浮力をギリギリ迄殺した浮き使用すると突然浮きが沈んで行く場所が有り、目を凝らして見ても他とどう違うか全く分からないのにそこに行くと沈んで行くポイント。そこで沈んで行くのに任せていると突然魚が食って来るポイント。
それが目に見えない潮目なのです。その潮目にはプランクトンやアミが溜り小魚が溜まりそれを追っかけてアジが入って来る様な図式になります。
昨今アジングブームのお陰で釣り人が増えて来て堤防の一番ポイントには常に人がいる様な状況でそこに入れない方も居られ、そこに入れなければ釣れないかと言えばそんな事は無く、ありがたい事にアジは色々なポイントに居てくれます。
港内の先程申しました目に見えない潮目や堤防の際の潮目色々な場所の潮目を探して行けばかなりのポイントが見つかります。
その様なポイントは数に関しては確かに尖端の一級ポイント程釣れないですが、意外と型の良い物がいて尚釣ったった感、達成感が一級ポイントとは比べ物にならない位味わえる。結構これが病み付きになるのです(笑)
しかし今迄のロッドではその様な潮目を見付けられるのは相当になれた方でないと無理でした。
ですから1部のマニアックな方達のみ密かに楽しんでおられました。
今回のこの60はその潮目が独特のバランスの良さから誰でも良く解る様に設計されており、自分の腕の延長線上にティップが有る様な感じなります。
その様な潮目にリグが入った時にはロッド全体が重くなったり軽くなったり変化してきます。
まるで釣り合っているシーソーが左右に振れる様に…それを理解して頂くだけでその潮目を釣る事が出来るので、今まで釣れなかったアジを釣るチャンスが増える事になります。
HSR-63を昨年リリースした時から何とか6f台前半でツーピースのロッドを作ってくれないか?というご要望を沢山頂きました。
そのご要望にお応えしようと本来なら6.0f のロッドですからワンピースで良いのですが、色々な機能を追加して尚かつ何とかツーピースに出来ないかと色々試行錯誤を致しました。
最初は従来のモノと同じ様に真ん中から二本に分けていたのですがそうするとどうしてもバランスが悪くなり僕の気に入った物にならなりませんでした。
そこでイレギュラーでは有りますがトップを長くする事でバランスが良くなるのではないかと考え 少しずつ調整してこのロッドだと約20cm長くする事でバランスが取れる事が分かりました。
トップをティップとベリーの役割を持たせ2番をバットの役割を持たす事で非常にバランスの取れたツーピースロッドが出来上がりました。
これは従来のアジングロッドには無かった試みなのですが、非常にいい感じなので今後この方式を増やすかも知れません。
そして今迄我が社のアジングロッドではカーボンソリッドティップを30cmにしていたのですが、今回のこの60はSBR-68と同様の40cmの長さにしております。
それは、ソリッド部分を長く取る事で柔らかく動かす事が出来10cmの僅かな誘いが簡単に出来ます。
ただし、レングスが長くなればアワセ遅れという事が生じて来るのでこのレングスだから出来る事では有るのですが…。
この60持たれた方は全員何コレ????と仰られます(笑)
中には反則や!とその様な言葉を聞く度にやったった感が増すのは言うまでもない事です。
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