SBR-74
34メバルロッドの第2段として新たに加わるアドバンスメント74(SBR-74)。
第1段のメバルロッドとの違いを明確にし、コンセプトを掲げました。遊び心は忘れずに、それでも飽くなき向上心を強く持つ、そんなアングラーに使ってもらいたいのがこのSBR-74です。
現在、34からリリースされているロッドはアジングロッド×3・メバリングロッド×1で、それぞれにロッドコンセプトがあり、厳密に言うと使う状況が異なります。その中に唯一対象魚がメバルのロッド(ADVANCEMENT SBR-68)があるのですが、このロッドコンセプトはズバリ「掛けるメバリング」
これは家邊らしい発想で「ソリッドティップですがフニャフニャではありません。
メバルに違和感なく食わすギリギリの硬さにしてありアジングロッドのノウハウを生かし、通常のメバルロッドとは比べ物にならない感度を持たせました。
その感度によりメバルがワームの後ろを追尾して来るのを知り、メバルが咥えた瞬間に掛け合わす事が出来るロッドです。」と説明があります。
これはこれで凄いことですが、正直初心者のアングラーに「ワームの後ろを追尾して来るメバル」を感じてもらうのは難しいことです。
しかし、そんなことを感じなくてもこのロッドはメバルを掛けてくれる。
正に説明通りのフニャフニャではないソリッドティップのお陰ですが、ある意味オートマチックなロッドで初心者から上級者までが楽しめるロッドに仕上がっています。
メバルロッドの第2段として、SBR-68とは違うコンセプトを持ったロッドを作ろうとスタートしたのが2011年の秋。
そして、そのコンセプトとは「上達出来るロッド」今は昔と違って釣り具店に行くとアジングロッド・メバリングロッドと多数品揃えしていて、例えばレングス(長さ)の違いが1インチ刻みであったり、ソリッドティップ・チューブラーティップ、ファストテーパー・スローテーパーと選ぶのに悩む程商品が充実しています。
自分の釣りスタイルが確立されたアングラーであれば必然的に欲しいロッドを探すのも早いかもしれないが、たいていそのような上級者アングラーは自分の相棒(ロッド)を既に見つけていて、使いこなしています。また、最近の傾向では1つの部分に特化させた物が多く釣り場に数本のタックルを持ち込むケースが多い。こうなってくると高価なロッドを数本とそれに見合うリールにライン。
これは出来る人と出来ない人に分かれてしまい、釣りを楽しんでいるのか、釣果を争っているのか分からなくなってしまいます。
自分が今回の話を頂いて最初に思ったのが、上記に示したように釣果を争うのではなく、釣りを楽しんで、尚且つこのロッドがアングラーを育てることができると嬉しいなと。
かつて自分も、右も左も分からないド素人でそれは皆一緒です。自分はある竿と出会い、その竿のお陰で今のように考えながら釣りが出来るようになったと。当然そこには大事な釣友との会話や情報交換もあるのですが。
このSBR-74は通常のメバルロッドを想像すると少し異種に感じる程の張りを持たせてあります。
このブランクには30tカーボンを使い、張りがあり強いけど曲がる様テストを繰り返しました。
しかし、曲がりっぱなしではなく復元力も持ち合わせている為、ラインへの負荷を抑え、無理なく魚を浮かせることが可能です。
さらに、ロッド自重の軽量化と、流れ・ヨレが分かる高感度設計により、魚の居場所を素早く感知する事が容易になりました。
釣り場を選ばない7フィート4インチのレングスで遠投性能もあり、軽量ジグヘッドから少し重た目のリグでのディープエリアの操作感もストレスなくアプローチができます。
メバルを狙うからにはハード系ルアーの使用も視野に入れてあります。
通常のプラッキングゲームからトップゲーム、またメタルを使ったボトムゲームに激流エリアでの操作性もストレスは感じさせません。
このロッドのコンセプトが理解出来た時には、手放せない相棒になっていることだと思います。
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