19ZGハンドル

ZEROGRAⅣ

ZEROGRAⅣ

~開発の軌跡~

前回Ⅲの時点で、これ以上軽量化はできないのではないかという程の極限の軽量化に成功しました。

しかしながら、リール・ハンドルの軽量化や500番の登場などタックルは常に進化しており、さらなる軽量化に挑戦することになりました。

そこで今回は、各パーツを素材から見直し、ノブをこれまでの樹脂(POM)からアクリルへ変更。

アクリルは軽くて硬いという、大きなメリットがあります。 重量は樹脂より20%軽く、硬度も樹脂より高いため、感度の向上が図れます。 実はアクリルノブに関しては、Ⅲのテスト時にサンプルを作っており、様々な事情により採用を見送っておりましたが試行錯誤の上、 今回の採用に至りました。

アクリルノブにすることでデザイン面の幅も広がり、ディスタンカラー(ノブ内のカラー)にもアルマイト加工することでロゴが透けてみえる 仕様になっています。

ハンドル素材ですが、これまでと同じ超々ジュラルミンにアルマイト加工を施しています。

超々ジュラルミンとは、強度を高めたアルミ合金で航空機、スピンドル、ボルト、各種構造材料として使われている超軽量・高硬度・高感度な 素材です。

ハンドルピッチですが、前回の63mmから65mmへと2mmロング化。 ハンドルをロング化した上で、さらなる軽量化を目指すという非常に困難な開発でしたが、ノブナット・センターナットやプレート・シャフトなど 細部に至るまで徹底した肉抜きをすることでこれをクリア。

Ⅱ、Ⅲで採用した63mmはレンジを細かく探る必要があるアジングにおいて、ベストとも言えるハンドルピッチでしたが、 今回65mmにすることでパワー面が向上し、63mmと変わらぬ使用感のまま、水深のあるエリアでも違和感なく使用出来ます。 さらなる感度向上のため、ハンドル形状もこれまでにないY字型の湾曲形状にすることで、ノブからリールまでの距離を短く設計。

重心もリール側に寄ることでスムーズなリトリーブとなり、ダイレクト感も向上しています。

今回は、これまでとは比較にならないほど徹底検証し、形状・素材などすべてを一から見直すことで、ついに11.1gという驚異的な重量を達成! Ⅲの15.1gと比較して24.8%もの軽量化に成功し、金属のダブルハンドルでは世界最軽量を実現!! パーツすべてにメスを入れ、微調整に微調整を加え、ようやく納得のできるものが完成しました。

感度・デザイン・軽量すべてを満たす究極のダブルハンドルを是非体感して下さい。

 

 

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